金属アレルギーが出やすい素材

かわいいアクセサリーを購入したいと思っても、金属アレルギーの方はなかなか手を出せなくて、悲しい思いをされたことも有るでしょう。

アクセサリーの中には、金属アレルギーが出やすい素材というものがあることをご存知でしょうか?
アクセサリーを身につけていられないほど炎症を起こしたり、かゆみやかぶれを感じたりすることも有ります。

金属アレルギーを起こしやすい金属として、水銀、ニッケル、コバルト、スズ、パラジウムなどが挙げられます。
プラチナや金は比較的アレルギーの出にくい金属ですが、それらのアクセサリーを身に着けていてアレルギーが起こることもあります。
何故かというと、プラチナや金はそのままでは柔らかく、使用中に変形してしまうため、他の金属を混ぜて加工するからです。

純プラチナはPt1000と表記されますが、これはプラチナ100%という意味です。
アクセサリーに用いるプラチナはPt900が多く、これは90%がプラチナ、10%は別の金属が混ざっている合金という意味になります。

アクセサリー用の金属の混ぜ物には、銀、銅、ニッケル、パラジウムが一般的です。
プラチナや金のアクセサリーでアレルギーが起きる場合の多くは、それらの混ぜ物として用いられた金属が、汗などに触れて溶け出し、反応してしまうことが主な要因となっているのです。

金属アレルギーは誰にでも起こる症状で、いつ発生するかもわかりません。
また、一度アレルギー反応が出てしまうと、その体質が元に戻ることはほとんどないといわれています。

予防策としては、金属アレルギーが出やすい素材を理解して避けるのが一番です。
そして、汗をかきやすい夏場は金属のアクセサリーは身につけないこと。
身に着ける場合は着用時間を短くし、汗と金属が触れないよう清潔に保つことが大切です。

婚約指輪や結婚指輪は、長時間肌に触れる金属といえます。
自身の体質を理解し、アレルギーが発症しにくい素材を選んでおくと安心です。

手

2016/07/17

category: COLUMN

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