婚約や結婚を機に指輪を着けることが一般化してきていますが、そうなった経緯についてご存じでしょうか。
結婚指輪や婚約指輪を着けるようになった歴史について知ることで、より愛着が湧くでしょう。
そこで今回は、結婚指輪と婚約指輪の歴史と、日本において結婚指輪と婚約指輪が普及した経緯についてご紹介します。
□結婚指輪と婚約指輪の歴史についてご紹介します!
結婚指輪の交換が行われるようになったのは、キリスト教と結婚が関連づいた頃からだと言われています。
9世紀ごろに、結婚が既婚者の証であるとされてから、花嫁には金色、花婿には鉄の指輪を渡すという慣習ができ始めました。
この慣習は、13世紀ごろにはキリスト教徒の間で一般化し始めました。
日本に広まり始めたのは、もう少し先の話になります。
婚約指輪発祥の地は、古代エジプトと言われています。
指輪の丸い形は太陽や月をかたどっており、つなぎ目がないことから永遠を表しているそうです。
月や太陽のパワーで、永遠の愛を守るという意味が込められています。
とてもロマンチックですね。
指輪を薬指に着ける理由として有力なのが、古代エジプトに伝わる「薬指は心臓とつながっている」という説です。
婚約指輪・結婚指輪を、心臓とつながっている薬指に着けることで、お互いの気持ちをつなげるという意味があるようです。
□日本における結婚指輪と婚約指輪の歴史についてご紹介します!
日本に結婚指輪・婚約指輪が伝わってきたのは明治時代後半のことです。
明治時代の末期には、結婚指輪の広告が出されるまでになりました。
徐々に浸透し、大正時代には定着したとされています。
婚約指輪は、もう少し後になってから日本に定着しました。
婚約指輪は、高度経済成長の時代で、日本が豊かになってきてから一般慣習として親しまれました。
高度経済成長に伴ってダイアモンドの輸入規制がなくなったことも、背景としてあります。
昭和40年になると、ジュエリー店が婚約指輪を全面的に売り出し始めたことによって、婚約指輪が共通認識になりました。
今では当たり前のようになっている結婚指輪や婚約指輪ですが、このような歴史的背景があることが分かると、より意味合いが増して愛着が湧きますね。
□まとめ
以上、結婚指輪と婚約指輪の歴史と、日本において結婚指輪と婚約指輪が普及した経緯についてご紹介しました。
歴史的背景を知ることで、指輪に込められる思いも強くなるのではないでしょうか。
他にも、結婚指輪や婚約指輪について知りたいことがありましたら、お気軽にご相談ください。
2021/12/27
category: COLUMN